バンドマンにすり寄る女の話

普段は言えない事を言いたいがためだけにブログを始めました。


バンドマンにすり寄る女の話



なんかとりあえず吐き出したいだけ、モヤっとしたこの気持ちはTwitterで言えば「ブスの僻み」と言われるような事なんでしょう。Instagramだったら秒で心配したフリのメッセージが飛んでくるかスクショされて3週間後ぐらいにわたしが呼ばれてない女子会の酒の肴になるのが関の山。しかし言いたいんですよ。マジで。

こういうときに便利なのがインターネットの匿名性とかいうやつで、いつもは「正面切って話して来いやゴラァ!」と血気盛んなわたしも頼りたくなるものです


ありがとうはてなブログさん、お世話になります。



わたしはライブハウスによく行っていた時期があった。と言っても多くて週に3本だしいかないときは3ヶ月ほど何にもいかなかったけど。それはライブ行ってない方だろ、というツッコミは置いておいて。

女のわたしからしてライブに行って一番目につくのは、バンドマンの機材とか服装とかそんなのじゃなくて何を隠そう女なのだ。


片田舎から上京して大学に入りライブハウスに行くようになってから、バンドマンとそれを取り巻く女のファンというものに興味が尽きないわたしはただひたすら見ていた。酒の入ったプラスチックのカップを傾けながら。LARKの美味しくないトロピカル味のタバコを吸いながら。

同じバンドに通いまくってたとき「あの人いつもいるな」って思う人が必ずいた。たぶんあっちも同じように思ってただろうけど。

可愛い子は目につくのですぐに覚える。

ブスはもっと目につくので秒で覚える。

でも一番覚えるのは物販やら転換中やらにメンバーに必死で話しかけてる奴。



最初は「まあ格好いいしなあ」という純粋な目で見ていた。

でもそれも最初のうちだけ。

次第にどういう心理なのか知りたくなり、とりあえずTwitterのアカウントを特定するところから始めた。陰湿。


田舎で適当な友達と適当に遊びつつ、学校以外ではインターネットの片隅で腐女子をしていたわたしの陰湿スキルは中高で完璧に培われていた。Twitterのアカウントは直ぐに探せるし、なんならリア垢も探せるし、バンドに関する2chは読み漁った。



ここで湧き出た疑問がひとつ。


「バンドマンにすり寄る女とすり寄られるバンドマンはwin-winなのか?」


結論としてwin-win


バンドマンは売れたいので、固定客が欲しい。チケットのノルマはあるし自分のバンドのライブが盛り上がらないのもガラガラなのもなんだか格好がつかないしお金が欲しいから買ってくれた物にサイン書くくらいで物販が売れるならいくらでも書くし優しくしたくらいでファンになってくれるなら優しくするし写真くらいなら撮るし可愛い子がくればヤりたいしまあ可愛くなくても穴があればヤりたい。顔なんて可愛けりゃ覚えられるしブスは一瞬で覚える。まあブスのことは福沢諭吉にしか見えてないかもしれないけど。


ファンはファンで、自己顕示欲と承認欲求を簡単に満たしてくれるけっこう格好いい物件、それがバンドマン。地下の男アイドルも韓国のグループもチェキを撮るにはお金がいるこのご時世でタダで一緒に写真撮ってくれるしサインしてくれるし顔を覚えてくれるしなんなら抱いてくれるのがバンドマンだ。あと「このバンド、お客さん全然いないときから知ってて〜!売れちゃうのちょっと寂しい(>_<)」とか言って女ファン同士のマウンティングの取り合いに勝てるし、飽きたらメルカリで廃盤のCDバカクソ高く売れる(かもしれない)。


だから彼らと彼女らはwin-winなのだ。

はい、お疲れ様でございます。



しかしわたしのような捻くれ者はこういったファンが多めのバンドにちょっといい気持ちが持てない。

ガールズバンドを見に行ったらおじさんのファンが多いことに気づいてしまったときのあの気持ちに似ている。

曲が好きでライブを見て、やっぱりライブもいいなと思った後に物販に行ったとき女に囲まれているとげんなりする。なんだこの気持ちは。


いや、嫌じゃないですか?物販に行ったらファンとツーショット撮っててそのための列が出来上がってるの。

話しかけられもせず地味にグッズ売ってるドラムの身にもなれよ。



今日もお疲れ様、ドラム。

そう思いながら会場でしか売ってないCDを買って一服して帰るのでした。


オチなどない。

あとそこそこ人気のYouTuberと仲良くするとそんなに格好良くなくても「格好いい(>_<)」って言ってもらえるし「◯◯君用のアカウント♡」を作ってもらえるしYouTuber目当ての女がどしどしライブに来てくれるから全国のバンドマンたちは友だちをYouTuberにすればいいと思う。



結局分かったことは何ひとつないけど今日も楽しくTwitterのアカウントを特定して、しいきともみへのリプライを読んでヤバいリプ飛ばしてる女のTwitterを肴に酒を飲んで寝ます。


バンドマンへのリプライが何よりも面白いコンテンツなので誰もわたしのブログなんか見なくていいです。おやすみ。